2008年5月28日水曜日

ワイルドストロベリー・白実

これは以前記事にした、赤い実のなるワイルドストロベリーではなく、熟しても実が白い種類のワイルドストロベリーです。

赤実の種類は食べ頃になると黒味がかった赤色になるのでわかりやすいのですが、これは色の変化が乏しいので熟し具合の判定が難しいです。ではどうするかというと、熟してくると甘い匂いがしはじめるのと、実が柔らかくなってヘタから取れてしまいやすいようになりますので、その頃に収穫します。

果実の色以外の外見や大きさなどはそっくりですが、香りや味は別物です。白実は赤実と同じイチゴの香りをベースに、もっと甘く柔らかくなったような優しい香りがします。味は、赤実よりも味が濃くて甘く、汁気も多いです。実の品質は白実のほうがずっと優れているように思います。

残念ながらまだ株が若くて大きくないので収穫量は多くありませんが、これから大いに期待したい種類です

2008年5月25日日曜日

改良されたオトメユリだから改良乙女ゆり?

これはネットの通販で‘改良乙女ゆり’と称して販売されていた球根を購入したユリで、秋か冬頃植えたものが最近咲いたものです。

オトメユリ(ヒメサユリ)は日本固有の野生種のユリですが、商品の説明によると、これはそのオトメユリ(ヒメサユリ)とシンテッポウユリ(新鉄砲ゆり)を交配した品種だそうです。確かに、ユリにしては花期が早くて綺麗なピンク色なのはオトメユリと似ていて、丈が高くなって草姿もしっかりしているのはシンテッポウユリと似ています。

本当は蕾が三つあったのですが、アブラムシが新芽に沢山ついたときにそれを指でつまんで退治していたら、勢い余って蕾を一つポッキリと折ってしまいました><;

匂いが強くて、花に鼻を近づけずとも横の道を通るだけで良い匂いがします。花もちはあまり良くはないようです。

2008年5月18日日曜日

睡蓮の花咲きぬ

昨日(五月十七日)、今年初めての睡蓮の花が咲きました!
右に見えているお魚は住民の青メダカです

この睡蓮は一日のうち開花している時間が短く、朝に咲いた後、午後一時半位に見てみるともう花が閉じかけていました。せっかく綺麗なのに惜しいことです。

水面下にはもう一つ蕾があります。花の右側の水底に見えている黄緑色の銃弾みたいな形のものが蕾です。もっとどんどん蕾が出てくればなぁと思いますが、耐寒性睡蓮を次々に咲かせるのは中々大変です・・・。

2008年5月15日木曜日

ニーレンベルギアの紫花

これはニーレンベルギアという草花です。
昔は白い花のものしか売られていなかったのですが、最近ではこういった紫色の花を咲かせる品種が出回るようになりました。もっと濃い紫色の花の品種もあるみたいです。

去年八号くらいのテラコッタに苗を植えつけたものですが、去年はあまり咲きませんでした。冬は草全体が黒ずんでチリチリになっていたのですが、春に暖かくなってくるとともにいきなり沢山の蕾が出てきてドワーッと一斉に咲きました。

2008年5月12日月曜日

ペチュニア二株

これは我が家で栽培しているペチュニアです。
最近多いブランドものの品種ではなく、名無しの安いポット苗を植えたものですが、頑丈でよく咲くのでお気に入りの一つです。元々購入したのは下の写真の一株のみで、上の写真の株は下の写真の株の種子から育ったものです。草姿はそっくりですが、花色がやや違います。どちらも丈夫です。
これらは去年からあるもので、冬越ししました。冬の間は葉が縮こまったような様子で茎が禿げ上がっていましたが、春になると新芽がどんどん出てきて元気に茂りはじめました。

2008年5月11日日曜日

ウォータークローバー‘ムチカ’(Marsilea mutica)

これは、水生植物のウォータークローバー‘ムチカ’です。
陸に生えているシロツメクサ(クローバー)とそっくりな葉っぱの形をしていて、全部四つ葉なのが特徴です。うーん、縁起が良い感じがしますねぇ(笑)
でもこれはクローバーの仲間ではなく、デンジソウというシダ植物の仲間なんです。デンジソウは日本にも自生している植物ですが、今では非常に少なくなっていて絶滅が危惧されているそうです。この写真のものはその「デンジソウ」そのものではなく、同じ属の別種の植物です。オーストラリア原産とのことです。

かわいい印象の草ですが、凄まじい繁殖力があり、地下茎を水底に植えておくと、砂であろうと泥であろうとお構いなしに四方八方にランナーをビュンビュン伸ばし、あっという間に水面を四つ葉のクローバーで埋め尽くしてしまいます^^;以前は寄せ植えにしていたのですが、他の植物のテリトリーにすぐ侵入して茂ってしまうので、撤去してしまいました。こういった性質から、今では寄せ植えには使わずに適当な水鉢に放り込んでありますが、とても元気です。雨にも風にも雪にも夏の暑さにも負けない丈夫な植物です。

葉が開いていく様子です。左が新芽。シダ植物らしい形をしていますね。シダ植物なので^^ゼンマイみたいです。真ん中が開きかけの葉。模様が見えてます。そして右が
完全に展開した葉です。

2008年5月7日水曜日

サルビア・コクシネア‘コーラルニンフ’(Salvia coccinea‘Coral Nymph’)

これはサルビア・コクシネアというサルビアの園芸品種‘コーラルニンフ’です。ピンク色の花ですが、季節によってやや花色が変わります。オレンジがかった色にも咲きます。サルビア・コクシネアには他に真っ赤な花と白い花があります。一年草です。

・・・と、ここまでは図鑑的解説でありまして・・・というのも、我が家のこのサルビアは冬越しをして多年草化しているのです。種子だけではなく、親株もです。花が咲いたら必ず枯れるという本来の意味での「一年草」ではなく、イネやパンジーのように、「日本の気候に耐えられずに大抵は一年で枯れてしまうが、本来は多年草」という植物のようです。

非常に頑丈な植物で、大阪の熱帯並の暑さとうだるような湿気にもビクともせずに咲き続けます。一つ一つの花の寿命は短くて、二~三日でポロリと落ちてしまいますが、一つの花穂に蕾が多くあって長く咲き続けますし、切り戻しをすれば驚異的なスピードで脇芽がどんどん伸びてきて、またそれに花が咲く、といった具合です。そんなわけで、この植物は一年中ほとんど花が途切れることがありません。最も寒さが厳しい真冬も、枯れそうになりながら傷んだような花を咲かせ続けます。我が家の花の中で、根性では文句ナシのナンバーワンです!花もかわいいので大好きです(^_^)

こぼれ種でわらわらと増えるので、一株の親株の周囲には子株が沢山生えています。その子株もまた咲き始めており、どんどん賑やかになってきています。子苗も同じ花色でした。暖かくなるごとにどんどん元気になって花数も増えてきました。

手がかからなくて綺麗な花がどんどん咲く、超オススメの花です。

2008年5月5日月曜日

早春咲き小球根二種類の種子がとれた

写真は早春に咲く小球根、ムスカリ・アズレウム(Muscari azureum)とプスキニア(プシュキニアとも。Puschkinia scilloides var. livanotica)の種子です。
ムスカリ・アズレウムのほうは以前記事にしました。
上の写真がムスカリ・アズレウムで下の写真がプスキニアです。
うちではムスカリ・アズレウムは受粉も何もしてやらないのに非常に多くの花が勝手に結実するのですが、プスキニアはそれよりやや結実しにくく、実がなったと思ったら中身が全部シイナだったりすることも多いです。ムスカリ・アズレウムは一株のいくつかの実を採取しただけで写真の数、六十七粒とれましたがプスキニアはきちんと種子がとれたのは一株だけで、
二十一粒でした。
早春に咲く植物は、例えばカタクリやセツブンソウなどもそうなのですが、種子が乾燥に弱く、とりまきしないと発芽しないことが多いそうです。(日本桜草も種子を乾燥させてはいけないそうですが、どうなんでしょうね?経験不足でなんとも言えません。)ですから、私も保存はせずにすぐに蒔いてしまいます。

サクラソウ野生種‘田島白’と‘浮間白’

画像はサクラソウ(日本桜草)の野生種の白花、‘田島白’と‘浮間白’です。上が‘田島白’、下が‘浮間白’です。
元あった自生地が近いからでしょうか、花や草姿はものすごくよく似ていて、私には違いがわかりません。我が家のサクラソウの中でこの二種はダントツのそっくりさんです。

サクラソウは野生種も非常にバリエーションに富んでいて、花だけでも花色、花びらの幅、花期、咲き方、大きさ・・・などなど、無数に違いがあるのですが、野生種の「白花」は私の知る限りではあまり大きな変異がなくて似たようなものが多いような気がしています。とはいえ、私が知っているのは本当にわずかなものなので、実際はそうでもないかもしれませんね。
以前記事にしたサクラソウ野生種三種の‘飛岳’も野生種の白花ですが、やはり花はそっくりです。草姿はやや異なりますが。





                               

ジャガイモ‘メークイン’の花が咲いた

ジャガイモの超メジャー品種、‘メークイン’の花が咲きました。

今年の春、たくさんの芽がひょろひょろと長く伸びて食べられなくなってしまったジャガイモが台所に一箱あったので、捨てるのは忍びないと思い、空いたプランターに植えておいたものです。ギュウギュウ詰めに植えているので小さなイモばかりになるかも知れませんが、商売でやっているのではないので構いません。

ジャガイモは病気が出やすいから種苗店できちんとした種イモを買うべしと言われていますが、収穫量等にこだわらなければ普通に廃物利用の種イモでもきちんと食べられるものが収穫できるそうです。

2008年5月4日日曜日

スイレン(Nymphaea candida)ほか、いろいろ居るプランター

私が育てている草花(日本桜草、睡蓮、山野草、その他色々)・・・とトップに書いているのに、睡蓮は今まで出番がありませんでした^^;長い間成長していなかったので・・・

写真に写っている、切れ込みのある丸い葉が睡蓮です。この睡蓮は園芸品種ではなく、Nymphaea candidaという耐寒性睡蓮の野生種です。真っ白の花が咲きます。これは確か三年目ですが、去年は十輪ほど咲いたでしょうか。暑さにはあまり強くないらしく、肥料がきちんと効いていても真夏には花が全く咲かなくなり、新しい葉がところどころ黒く死んだ状態で出てくるようになります。若い葉には薄~く赤い斑が入りますがすぐに消えてしまいます。

鉢に植えたものを沈めるのではなく、大きいプランターの穴に栓をして底に土を敷き、そこに直接植え込んでいます。こういう植え方をすると睡蓮は葉が巨大化しやすいそうですが、これはあまり大きくはなりません。
Nymphaea candidaはやや小型の野生種だそうで、だからでしょうか。他の耐寒性睡蓮の野生種であるNymphaea albaやNymphaea odorataなどと比べても、コンパクトな印象です。置き場所が狭いので、あまり大きくなられては困るということもあり、うれしいところです。既に蕾がふたつほどあり、咲くのを楽しみにしています。

周囲にある水生植物は、コウキヤガラ、ガシャモク、ヒメホタルイ、カキツバタ、水生ワスレナグサ、マツモ、ゴクヒメガマ、ミズギク、ウキクサ、ネジレモ、ヒロハノエビモ、アカウキクサ、イネ、名前のわからないガガブタの仲間、ウィローモス、ウキゴケ、シラサギカヤツリ、セリ、正体不明の水中に生えるゼニゴケ・・・などなどです。あまりにも色々あるのでジャングルみたいなカオスな感じになっています^^;でも、こんな雑然としたのも面白くて大好きです。動物では青メダカ、ヒメタニシ、モノアラガイ、ミズムシ、マシジミ、ミナミヌマエビ、ミジンコ・・・などが居ます。そろそろ仔メダカがちょろちょろと現れはじめました。

2008年5月3日土曜日

サクラソウ園芸品種‘筑紫の光’と‘浮間の光’

サクラソウ(日本桜草)の園芸品種、‘筑紫の光’です。園芸品種ではありますが、花は野生種を少し立派な感じにしただけのような感じです。素朴でかわいい花です。今年購入した品種なので一本しか咲いていないですが、こういうタイプの品種は大きな容器に沢山植えて咲かせて楽しみたいなと思います。

下側の写真は‘浮間の光’という品種です。‘筑紫の光’ときわめてよく似た品種ですが、こちらは花の大きさがやや小さい(特に咲き始めの頃は)ように思います。しかし、その差は微々たるもので、札をなくしたら、私にはもう区別ができないと思います。この品種は、とある桜草の本では東京都産の野生種として紹介されていましたが、購入したお店では園芸品種と記載されていました。一体どっちなんでしょうね??

2008年5月2日金曜日

名前のわからないサクラソウ(日本桜草)

名前のわからないシリーズ?第二段です(笑)

これは‘春湖’という品種の苗を購入したら品種間違いだったものです。‘春湖’は平咲き・桜弁で野生種とそっくりな花で、花色がトキ色なのが特徴の品種ですが、これは明らかに別品種です。‘春湖’は別のお店で開花している本物を改めて買いました(;^^)

この花は画像のように真っ白でつかみ咲き・垂れ咲き、かがり弁です。割と大き目の花といえるでしょうか。肥料もやらないのに葉が大きく育っています。葉が大きくなりやすいようです。

2008年5月1日木曜日

名前のわからない蘭

これは二年くらい前に親類から貰った蘭です。名前はわかりません。パフィオペディラムの類やアツモリソウの仲間と花のかたちが似ているみたいです。

この冬は雪が積もることも何度もあり、かなり冷え込む日も結構あったのですが、屋外に放り出しておいたままで(ごめんよ名無しの蘭ちゃん!><;)全く問題なく越冬しました。夏も暑い日なたに出しっぱなしで大丈夫です。貰った時から五号鉢にミズゴケで植えっぱなしで一度も植え替えをしていませんが、乾燥にも非常に強く、肥料もほとんど与えないのにすこぶる元気です。ものすごく強健で、ほとんど紫蘭なみの強さです。

花は地が分厚くて堅く、かなり長持ちします。一ヶ月くらいは咲いているでしょうか。最初に貰ったときはあまり好きでもなかったのですが、あまりにも強くて優秀な良い子なので今では好きになってしまいました
(;^^)